ひとり言

いぶりがっこが危機らしい

年始に頂いた「いぶりがっこ」を、あれおいしかった!とべた褒めしていたら、年末にも頂けました。(もちろん貰うばかりではなく、別なものでお返ししております)

 

いぶりがっこ頂いた

 

この香りと食感と味のよい「いぶりがっこ」が危機に瀕しているそうです。

 

SAKISIRU

 

高齢化する零細農家が丹精込めて手作りをしていることも特徴だが、手作業が多いために大量生産が難しい。こうした生産事情を思わぬ形で直撃したのが、浅漬けの食中毒が近年相次いだことだった。国は食品衛生法を事実上“業法”化。「漬物製造業」を許認可制にする形で同法を改正し、その煽りで、食品衛生責任者の設置や、国際的な衛生管理手法「HACCP(ハサップ)」に沿った対応を要求されることに。

 

簡易的な乳酸発酵で作られ2、3日で傷みだす「浅漬け」と、燻製と2ヶ月以上の糠漬けにより半年以上の保存がきく「いぶりがっこ」を同等の扱いにしないでくれと疑問を投げかける人が相次いでいるそうです。

個人の製造者は、HACCPの製造規定を満たすための資金調達が難しく、販売停止を余儀なくされます。さらには高齢化や労働力不足などの問題も抱えているので、個人で立て直すにはハードルが高い。

各地域で伝統的な配合や製造方法があるけど、小規模の生産者がいなくなってしまい、ようは食文化の危機でもあります。

 

いぶりがっこを応援する声や、改正食品衛生法に抗議する声が多く上がっているそうなので、見直してもらえるとありがたいですね。

では、また次回。