ひとり言

深夜に部屋を飛び回る蝙蝠を捕まえて逃した話

蝙蝠が家のどこからか入ってきて、深夜に私の部屋の上空をぐるぐる飛び回っていました。バサバサという羽ばたきと、部屋のどこかにバシバシと当たっている不定期な音で目覚めたわけです。

無事にキャッチして外へリリースしましたが、時間にして深夜3時半から4時の捕り物でした。

 

日本でよく見られるこの蝙蝠は、アブラコウモリと呼ばれる種類の大人しい蝙蝠。コウモリ亜目ヒナコウモリ科アブラコウモリ属の哺乳類です。

アブラコウモリは鳥獣保護管理法で保護されているので、捕まえても駆除せずに逃がさないといけません。それから、多くの病原菌とノミやダニが付着しているため素手で触ってもいけません。触ってしまったら手をしっかり洗いましょう。

 

都合よく虫取り網なんて家にはなく、とりあえず窓を開け自然に出ていってくれないかと願って待ってみましたが、上を飛び回るだけでうまく窓を抜けて出てくれないです。

飛び回らせている間にまず軍手を付け、他に何かないかと家の中を探し見つけたのが「ハエたたき」。叩き落すためではなく、超音波の反響で物との距離を知る「エコロケーション」を蝙蝠は持っているので、ハエたたきで窓から外へ誘導できないものかと考えました。

 

結果、外へ出るように誘導できませんでしたが、ずっと飛び回っていたことと部屋の明かりで弱って疲れてしまったのか壁に止まる頻度が多くなったので、隙を見つけてハエ叩きの面でアブラコウモリを壁に押さえつけることに成功。

アブラコウモリ自体は臆病で貧弱なので、捕まえてしまえば大人しくなります。ハエ叩きの隙間からアブラコウモリをつかんで外へ逃がしました。

 

逃がす前に、記念(?)に撮ったアブラコウモリ画像を何枚か。

 

ハエ叩きの隙間から恐る恐る掴んだので、アブラコウモリのどこを持っているのか私も実はよくわかっていません。逃がしてしまっては元も子もないので。

 

人差し指でつつくと、ぎにゃーと口を開けます。かわいくも見えてきたけど、いじめるのはかわいそうなので、この後すぐ逃がしました。

 

 

それにしてもどこから入ってきたのだろう、日中にトイレなど網戸のない小窓から入り込んで、どこかに潜んでいたのかな。

深夜でしたがその後は眼が冴えてしまって、うまく眠れませんでした。

 

後で調べたら超音波を出すアプリがあるみたい。後は強い光にも弱いのでLEDライトか懐中電灯でも蝙蝠の動きを鈍らせることができるらしいです。

蝙蝠を触る場合は衛生面が危ないので、必ず軍手かビニール手袋を使うようにしましょう。

では、また次回。