ひとり言

筋肉痛は寝ないとこない?

腹筋はそれほどでもなくなりましたが、腕や胸はまだまだで、ちょっと腕立て伏せをがんばると翌朝に筋肉痛(遅発性筋肉痛)を起こします。

筋肉痛って寝ねないで起きている間に、急に「アイタタタタ……」とはならずに、翌朝の寝起きで痛みがくるのはなぜなんだろう?

寝ずにずっと起きていれば筋肉痛はこないのかな、なんてアホなことを思ってみたり、ずっと寝ないのは無理としても、寝ない時間が長いと、それだけ筋肉痛の発生する時期が遅れたりするものだろうか。

 

筋肉痛のメカニズム

筋肉痛は誰しも経験があると思いますが、筋肉痛のメカニズムは医学的にはいまだはっきりしない部分が多いそうです。

かつては、乳酸がたまり筋肉痛を引き起こすと考えられていましたが、乳酸はエネルギーとして再利用できることがわかったので、乳酸は疲労物質ではないと今は考えられています。

 

筋肉痛は運動によって生じる筋肉の痛みで、その中でも筋肉が引き伸ばされながら大きな力を発揮する伸張性収縮で起きやすいとされています。

筋肉を使ったことで、筋線維にいくつもの微細なキズが生じます。損傷したキズを修復する過程で炎症反応が起き、ブラジキニンなどの刺激物質が生産され、筋膜を刺激することで痛みが起こるのだそうです。

 

筋線維そのものには痛覚はなく、白血球などの血液成分が集まるまで時間がかかること、そこから炎症が広がり刺激物質が筋膜に届いてから痛みを感じるため、時間差があると考えられています。

歳をとると筋肉痛が遅く出るというけど、これは年齢による時間差ではないのだそうです。

 

寝なければだめなのか

時間差があるのはいいとして、寝るということに何か理由があるのだろうか?

損傷した筋線維を修復するために血液成分が集まるのだから、寝て過ごしたほうが修復しやすいだろう、というのはわかる。

起きたまま動かずにじっとしていればもしやとも思ったけど、起きているのに動かないというのは無理ですね。

 

睡眠中に筋肉を成長させるホルモンが多く分泌されるのも、刺激物質の発生に関与していたりするのでしょうか。

成長と修復、体づくりという面では同じような意味だし、何か関係があるのかもしれません。

 

寝る子(おじさん)は育つ

腕と胸の痛みを感じつつ、筋肉痛が起こるタイミングはいつなのかを考えていたら、不毛なことになってしまいました。

寝ないなんてことは無いですし、むしろ睡眠が大事なはずです。

筋肉痛がきたら、昨日筋トレをがんばったんだなと、自分自身を褒めて満足しましょう。

では、また次回。