ひとり言

真冬並みの寒さ、真冬とは何か

12月の早い段階で、「真冬並みの寒さでしょう」なんて聞くと、イヤな気持ちになりませんか。

もう少し経つと、この真冬の寒さがやってきますよと予告されているようで、「来なくて結構です」と言いたくなります。

すでに寒ければ、今がもう真冬でしょこれ以上寒くならないでと思うこともあるし、それなら「真冬」って何なのだろうと思ったり。

 

「真冬」とは、いつを指す

「真冬」がいつを指すのかは、2つ意見があります。

 

二十四節気でいう「小寒」(1月5日頃)から「立春」(2月4日頃)の前日まで、すなわち寒の入りから明けまでの「寒の季節」を真冬と呼ぶ意見と、

小寒を経て、「大寒」(1月20日頃)から「立春」の前日までのことを指す意見です。

 

「大寒」からが、統計的にも1番気温が低い時期なので、気象予報が指す「真冬」は、大寒から立春の前日までのことでいいでしょう。

 

真冬並みの寒さには地域差がある

一言で真冬並みの寒さといわれても、地域で気温差があります。

 

東京の1月の平年値は、最低気温が約2℃、最高気温が約10℃です。

私の住んでいる北陸周辺は、最低気温が約0℃、最高気温が約5℃。

札幌の1月の平年値は最低気温-8℃、最高気温-1℃なので、真冬の基準に地域差が出るし、寒さの感じかたも違います。

 

冬の気象用語に「冬日」(最低気温が氷点下の日)と、「真冬日」(最高気温が氷点下の日)があるけど、天気予報を見ているとあまり使われません。

夏は、夏日(最高気温が25℃以上の日)、真夏日(最高気温が30℃以上の日)、猛暑日(最高気温が35℃以上の日)や、気象庁の統計種目にはないけど熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上)と、温度に関連した具体的な気象用語を使うのに、冬に冬日・真冬日を使わないのは、気温に地域差があるからでしょう。

 

たしかに、冬日は最低気温のことで、日中はひと桁温度まで上がります。

真冬日といわれても東北から北海道の中心、たまに北陸や日本海側が強い寒波の到来によってなるくらいで、関東・東海が真冬日になることはめったにないです。

全国の天気を放送する場合、真冬並みの寒さという表現は、使いやすく簡潔なあおり文句だからでしょう。

 

ちなみに、那覇の1月の平年値は最低気温が約14℃、最高気温が約19℃です。

うらやましい。

 

真冬「並み」の寒さ

「真冬並み」という表現に疑問を感じる人もいるそうです。

「並み」ってつける必要ないのでは?

もし今が真冬の季節なら、真冬並みなのは当たり前なので、「並み」をつけるのは違和感があります。

真冬は「季節の期間」を指すので、「並み」をつけて寒さの程度を表現するのなら、【「真冬の寒さ」並みの寒さ】となって、かなり分かりにくいです。

 

なので、「真冬(の寒さ)並みの寒さ」に略され変化していき、使われているのだと思います。

だったら、とても寒い時は「真冬のような寒さ」、すでに真冬の期間であるなら「真冬の寒さ」という言い方がいいでしょう。

 

同じ真冬でも……

なんで真冬について調べていたんだっけ?

そうだ、寒いのがイヤだからだ。

 

2020年はほとんど雪が降らなかったけど、大寒はいつも寒くて雪が降っている印象があります。

そして真冬の時期は、センター試験改め大学入試共通テストの時期でもあります。(2021年の試験日は1月16・17日でした)

突然、テストと絡めてしまいましたが、同じ真冬でもこっちの真冬が私は好きです。

では、また次回。