ひとり言

読唇術だけだと難しいけど、何を考えているか推測はできる

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「d」「g」「n」「k」唇に頼らず発生する音は一般的に目で認識するのが難しいとされ、これらが多く使われる言語は読唇術が難しいはずだと述べています。

また、ヘブライ語やチェチェン語に多い、口の奥で調音する「喉音」、日本語や中国語にみられる、音の高低で単語の意味を区別する「声調」を使う言語は目視だけでは判断がつきにくく、読唇術が難しいそうです。

加えて、文化的な観点から読唇術が難しい言語も存在します。熊本大学の研究によると、日本語話者は英語話者よりも会話に視覚的情報を必要とせず、聴覚のみに重点を置いていることが明らかになっています。

日本人は北米圏の人々ほど会話の際に感情を露呈しないという研究もあり、会話の際に視覚的に目立つ要素が少ない日本語は読唇術が難しいと考えられています。

読唇術で読み取るのが最も難しい言語とは?

 

読唇術だけで話者の意図を把握するのは難しいけど、文脈で推測したり視覚的な手がかりを効果的につかんで、コミュニケーションを図るのが当たり前ですが1番ですね。

 

親父の声が出なくなって、もうすぐひと月経つでしょうか。

重要な決めごとや、話があるときは紙に書いてもらいますが、日常生活を送るうえでの些細なことなら、親父が何を伝えようとしているかなんとなくわかります。

読唇術というよりは、親父の性格ならこう返事をするだろうという、一緒に暮らしてきた経験則でしかありません。

全然違うわけじゃないなら、細かいことを否定するとややこしくなると、もしかしたら黙って我慢している部分があるかもしれない。

表情をもっと観察するとよさそうです。

 

親父が元々無口なせいか、親父と母は会話が成り立っているように見えます、入院以前とあまり変わってないように感じて、なんでわかるんだろと思ったり。

母が一方的に話しかけて、親父が「うんうん」と頷いたり「違う、こうだ」と身振り手振りで返したり。

これも夫婦の力でしょうか?(昨日に引き続き)

 

読唇術とは違いますが「ぱ行」など唇が触れる単語は、物理的に音が出るので少しだけわかりやすいです。

では、また次回。